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メタボリック症候群の予防とおそろしい病気

メタボリック症候群

メタボリック症候群という言葉をよく耳にするようになり、病院のパンフレット等でも目にするようになりました。

具体的にどういう状態のことをいうのでしょうか。

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2004年にメタボリックシンドロームの診断基準というものができました。

おへその高さの腹囲が男性で85センチ以上、女性で90センチ以上の人はメタボリック症候群が疑われます。

メタボリック症候群は早めの予防が大事ですので、疑わしき方はまず検査を受けましょう。高脂血症、高血圧、高血糖の3つのうち2つで基準値をオーバーしている人が腹囲も越えていると、メタボリック症候群です。

  1. 中性脂肪の数字が150mg/dl以上かHDLコレステロール40mg/dl未満、あるいは両方にあてはまると高脂血症です。
  2. 高血圧の判断は、血圧を測って上の値が130mmHg以上か下の値が85mmhg以上の片方か両方にあてはまるかどうかです。
  3. そして、空腹時血糖をはかって110mg/dl以上だった人は高血糖です。

メタボリック症候群に自分があてはまるかどうか確認するためには、病院で血液検査等をしてもらうことで専門の機関で診断をしてもらうことが大事といえるでしょう。

生活習慣病や動脈硬化を引き起こしやすくもなるので、血中コレステロールや中性脂肪には気をつけましょう。

肥満体型の人は特にメタボリック症候群の予防に励み、動脈硬化が原因で起こるような生活習慣病にならないようにしてください。

 

メタボリック症候群とおそろしい病気

メタボリック症候群を予防しなければならないと今さかんに言われているのには訳があります。

メタボリック症候群の先にはおそろしい病気が潜んでいるからです。

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メタボリック症候群が進行すると動脈硬化がおこります。

そしてこの動脈硬化はある程度進行しないとなかなか症状としてあらわれにくいやっかいなものなのです。

そのため、何の前触れもなく重篤な病気を発症します。

突然の脳梗塞、狭心症、閉塞性動脈硬化症、心筋梗塞によって死に至るケースもあります。

40~50代のまだ若い人たちは、前触れなく発症する例が多くあります。

運良く命は助かった場合でも、後々まで後遺症が残ることもあります。

ですからメタボリック症候群の予防には国をあげて取り組んでいることなのです。

メタボリック症候群を放置しておくことは動脈硬化へどんどん進んでいるということだと思ってよいでしょう。

メタボリック症候群になる原因は食生活や生活習慣の乱れ、過度の飲酒や脂肪の摂りすぎ、運動不足などの細かなことの積み重ねです。

太りすぎの自覚がある人は、我が身を振り返ってみてください。

メタボリック症候群の予防が恐ろしい病気の予防につながるのです。

運動不足の解消や食生活の見直しによってメタボリック症候群は予防できます。

一駅余分にあるいてみたり、階段を積極的に利用するなどしてみましょう。

メタボリックシンドローム予防の食事内容

毎日の食事の内容や量を見直すことで、メタボリックシンドロームを予防しましょう。ビタミンC、カルシウム、カロテンといった栄養そに、三大栄養素である炭水化物、タンパク質、脂質を加えた6種類が厚生労働省が定めた基礎食品群です。

これらを意識して食事するとバランスが取れます。

メタボリックシンドローム予防に必要なカロリー調整も自然となされていきます。

一日30品目を目安に献立を組み立てることが理想ですが、毎日そんなことを続けていては息が詰まるかもしれません。

メタボリックシンドローム予防の食事内容としては、簡易な目安として毎食を主食と主菜と副菜の3つで組み立てるように心がけましょう。

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メタボリックシンドロームにならないためには、小さな心がけが大事です。

野菜の量を増やし、肉類や油ものは控えめにし、毎日少しずつでも果物を食べる習慣をつけたいものです。

そして、丼やラーメンなどの一品ものは抑え目に。

基本的に、和食で定食もののメニュー構成がメタボリックシンドローム予防に適しています。

動物性食品と植物性食品のバランスがよく、低カロリーな和食は栄養バランスが取れたいいメニューです。

効果的にメタボリックシンドロームを予防したいならば、食事を和食中心に徐々に変えていきましょう。

納豆や豆腐などの大豆製品は良質なタンパク質を含んでいるので、肉よりは魚、大豆加工品がお勧めです。

丼ものは和食の中でも野菜が少ないので、丼ものなどを食べる時は野菜も一緒につけるようにすると共に、なるべく薄味のものを食べましょう。

メタボリックシンドローム予防の運動

厚生労働省によって策定された運動指針は、健康を保ために必要な運動量のはかり方や指針を示しており、メタボリックシンドロームの予防が目的とされます。

ここでは生活活動の内容をメタボリックシンドローム予防の運動になると位置づけており、スポーツやジョギングでなくとも通勤通学の歩行なども運動に含んでいます。

意図的に激しく体を動かさずとも、日々の生活に運動をしているという考え方です。

一日だけの激しい運動より、毎日継続して一定の運動を続けることが、メタボリックシンドロームを改善するためには必要です。

運動をする余裕のない人や、毎日の生活で疲れ切って運動などできないけれどメタボリックシンドロームは防ぎたいという人はどうすればいいでしょう。

無理なく運動量を増やすためには、生活の中で活動する部分を広げるところから始めましょう。

運動指針ではオフィスワークや立位も運動に含めており、炊事や洗濯も体を動かす行為であるとしています。

掃除はそれらより比較的重い生活活動であり、介護や子どもと遊ぶことなども活動と見なすことができます。

厚生労働省の健康づくりのための運動指針では運動の強さをメッツという単位で計ります。

運動の強さを現すメッツに運動時間を掛け合わせて運動量を算出しますが、この時の数字にはエクササイズという単位がつきます。

1エクササイズは1メッツの運動を1時間、3エクササイズは3メッツの運動を1時間という計算になります。

梱包や大工仕事は3メッツなので、2時間の活動で6エクササイズです。

目安としては、23エクササイズの運動を3メッツ以上の強さで一週間で行うことがメタボリックシンドローム予防に効果てきです。

 

 

 

 

 

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