ハゲ・薄毛の予防

薄毛を予防

薄毛と言われてイメージするのは中高年の男性の姿がほとんどではないかと思われます。

現実には若い人の中にも毛の薄さに苛まされている人もいますし、女性も例外ではありません。

抜ける髪と生える髪のバランスが取れなくなると薄毛になり、髪がまばらになります。

後退期、成長期、休止期という３つの状態を繰り返している髪の状態をヘアサイクルと呼びます。

ヘアサイクルは人によって異なりますが、正常とされる期間は２年から７年とされています。

髪の毛がどんどん伸びるのは、ヘアサイクルの成長期の間の状態です。

成長期が短くなると、髪が生えてから抜け落ちるまでの時間が短くなってしまうので、頭髪の総量が減少します。

また、抜け落ちる時期も早いため頭皮が目立ち始めてしまいます。

今現在は豊かな髪を誇っていても、薄毛の遺伝的な形質を受け継いでいる人は、来年や再来年はどうなるかわかりません。

現時点で髪の量が気になる人はいうに及びませんので、ぜひ薄毛対策をしてください。

そして、抜け毛は薄毛の誘因になりますので、抜け毛の量が気になる人も、薄毛の予防をすると良いでしょう。

頭の痒みは抜け毛への警告かもしれませんので薄毛の予防をした方が良いかもしれません。

現段階で自分自身の頭髪、頭皮がどれだけ薄毛に近づいているかを認識することが大事です。

その上で、早めに薄毛防止策に取り組みましょう。

薄毛予防は髪の手入れから

薄毛の予防と聞くと、お金のかかるイメージがありますが、まずは、お金をかけずにできる髪のお手入れ方法を試したいものです。

低コストの薄毛対策方法として、頭皮をマッサージするという方法があります。

地肌を巡っている血行はマッサージにより促進され、髪の成長を助ける働きが期待できます。

マッサージと洗髪の相乗効果で、髪の根元に詰まった皮脂成分も落ちやすくすることができます。

使用するシャンプー剤には、低刺激のものを選ぶようにしてください。

頭を洗った後に頭髪にシャンプー剤が残ってはいけません。

丁寧にすすぎをしてください。

気をつけなければならない点としては、洗いすぎを防ぐことです。

健康な頭皮にはある程度の皮脂が必要なのです。

頻繁に髪を洗う人もいますが、髪と頭皮の健康を目的として洗髪をするならば２日に１回程度に留めるべきです。

スポーツの後などで髪を洗いたい日もありますが、せいぜい１日１回を越えないように気をつけましょう。

洗髪後で皮膚が温まっている時のブラッシングは血行によく、ほこりを落とすこともできますので、薄毛対策になります。

ブラッシングをする時は、毛先から順番に優しくブラシを当てましょう。

洗髪後は、正しい手順で髪を乾かしてください。髪は高温に強くありませんし、乾かしすぎは頭皮にも禁物です。

高温でしつこく乾かし続けることは髪によくないので、薄毛予防のためにも控えましょう。

薄毛予防と生活習慣

薄毛予防のためには生活習慣を改善する必要があります。

新陳代謝が活性化している時間帯は、大体のところ夜中の10時から２時にかけてです。この時間帯に人の体は新しい細胞を作り出し、新しい髪を作り出しています。

10時までには就寝していることが、新しい髪を作り豊かな頭髪を得るために必要なのです。

現代社会の生活習慣ではストレスになるものが沢山ありますが、ストレスは薄毛の大きな原因となります。

強いストレスは毛細血管を縮めて血流を悪くし、髪へ栄養が行き渡ることを阻害します。

そのため、ストレス解消は薄毛防止に役立ちます。自分なりの気分転換を見出し、ストレス解消に努めましょう。

といっても、過度の飲酒やタバコにも血流を妨げる効果がありますので、頭皮の量を増やすには酒やタバコ以外の方法でストレス発散を行ってください。

アルコールの摂り過ぎはタンパク質を作る肝臓を弱め、肝臓が弱ることでタンパク質が髪まで届かなくなってしまいます。

タバコの吸い過ぎは血管を縮め、頭皮へ行くはずの栄養を阻害するのです。

薄毛防止に必要な成分であるビタミンＣも、タバコを吸うとどんどん壊れていってしまいます。

タバコは育毛の大敵なので、できれば縁を切ってしまいたい嗜好品です。色々な栄養を摂取することが、太く濃い髪を作っていく上で有用です。

偏りのない食事メニューを心がけ、ビタミン、ミネラル、たんぱく質などを積極的に体に取り入れてください。